参照極付セル

燃料電池の性能向上や反応解析のためには、セルを構成するアノードとカソードの間に基準となる参照極を配置して、参照極に対するアノード、カソードの電位変化を調べる方法をとるのが一般的です。
当社ではこれに応えるために、参照極付セルおよび参照極埋込セパレータをご提供します。

組替式参照極付セル

用途

JARI標準セルでは、MEAとアノードセパレータとを組み替えて使用します。
電解質膜に参照極を貼り付けたMEAを使用し、参照極に拡散層を重ねて接触を保持します。
市販の端子が装着可能な島状導体を埋込絶縁し、水素通路を形成したセパレータと交換します。

仕様等

運転温度:常温~110℃
使用燃料:水素、 酸化剤:空気、酸素
温度調節:電気ヒータ(PID制御)
電極面積:25cm級が標準(面積選定はご相談下さい。)
ガス通路:サーペンタインフロー
参照極位置:標準位置は右図(位置変更は別途ご相談下さい。)
参照極用水素:専用水素(加湿)給排継手を取り付けます。

参照極位置

備考

MEA、拡散層、ガスケットは含まれていませんので、別途ご用命下さい。